
Artist's commentary
暑くなってきましたね
初めて貴方を見た時に感じた印象は「寂しい目をしたヒトだな」だったかしら。でも、私の受けた印象を裏切って、貴方は全てに抗いながら生きていた。 人間、妖怪、そのどちらにも属さず、どちらにも牙をむく、烈しい在り方。 その鋭さは、まるで抜き身の刀のよう。けれど、抜き身の刀は鋭く剛く、それ故に脆い。 間断なく斬り続ければ、容易く傷つき折れる、そんな危うさを貴方から感じていた。 それが、どうにも気になってしまって・・・。 私は幾度となく貴方に手を差し伸べ、その度に貴方は私の手を払い除けたわね。けど、それでも、貴方に近づくのを止めることはできなかった。 ・・・今度は私の手を払い除けないのね。 ふふ、なら、ようやく言わせてもらえるね。 「抜き身の刀の様に鋭い貴方、それ故に脆い貴方。見ている私の方が胸に痛みを覚えてしまう。だから、せめてこの銀の季節の間だけは、私が貴方を守る鞘になる。」 / 暑くなってきたからレティ霖を描いて涼を取りたかった。 反省はしているが後悔はしていない(キリッ ええ、毎度ながらの暴走による妄想の過去捏造でございますすみません。どうして血生臭くなったorz 誰かラブ臭ダダ漏れのレティ霖とか描いてくれませんかねぇ(チラッ / えー、大変長らくお待たせしました。とらのあな様で例大祭新刊の委託が開始された模様です。 http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/05/01/040030050136.html