
Artist's commentary
セーラー小傘
あの日以来俺は村紗の事ばかり考えていた・・・・・
昔の思い出をを美化しているだけそう思いながら俺はどこに行くでもなく
ただ街をぶらついていた・・・・
そんな時顔にぽつぽつと水滴が落ちてきた。
なんだよ・・・雨なんか振りやがって・・・・俺はどこか
雨宿りができる場所を探そうと辺りを見渡した。
そこに丁度バス停を待つ小屋があった。
ここで少し雨宿りをさせてもらおうか・・・そう思った時
小傘「おどろけ~~~~~!」
いきなり大きな傘を持った女が俺にそう叫んだ。
小傘「・・・・おどろけ~~~~~。」
その女は二度同じことを言って呆れ顔の俺を見つめた。
小傘「Hくん・・・少しは驚いてくれてもいいと思う・・・・」
なんで俺の名前を・・・・
小傘「ひど~~~~い!私と同じクラスメイトの多々良小傘よ!」
俺の学校じゃ女は多いいちいち顔なんて覚えていない・・・まして名前なんか・・・・
小傘「Hくんは家このこのへんなの?」
いや・・・・近くはない・・・今は自分の家には帰りたくない・・・
小傘「ふ~~~ん、そうなんだ・・・・」
女は少しもぞもぞしなが恥ずかしそうに俺に言ってきた。
小傘「だ・・・だったら私の家に来る・・・・」
俺は耳を疑った・・・よく知りもしない男を家に誘うなんてとんだバカ女だ。
しかし俺はすぐ口で微かな笑みを浮かべた。
小傘「雨もしばらく止みそうにないし・・・・Hくんがよかったら・・・」
俺は少し迷ったフリをして小傘の家に行くことにした・・・そして俺は小傘の傘に入った。
小傘「・・・なんかこうしてると恋人同士みたいだね・・・・」
恥じらいながらそんなセリフを言った小傘だったが俺はただこいつの濡れた服から見える
白い肌しか見ていなかった・・・・
あの二人にあきあきしていたところ丁度いい・・・・バカ女は好みじゃないが・・・
この際うさ晴らしに丁度いいだろう・・・・それに使い捨て傘は嫌いじゃない・・・つづく・・・かな・・・