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Artist's commentary
アキガミサマ
「亜樹神(アキガミ)。アジュガミとも。妖怪の類だが、地域によっては神として信仰されている。初潮を迎えた娘に、とつぜん右腕に痣ができ高熱を出す。三日三晩、熱が引かず痣に文様が現れたら、それはアキガミサマに気に入られたことを示す。その場合、三月後に魂がアキガミサマの元へ持ち去られるとされている。娘の命を救う方法は、初潮の血を一滴、桶の中に浸した水に垂らし、一番紅いモミジの葉と娘の髪の毛をすりつぶして混ぜ、それを庭先のモミジの樹に撒く。そのとき、痣のある右腕で桶を、左腕でひしゃくを持って撒かなければならない。次の日、撒いたところのモミジが紅く色づき、痣が消えていれば成功である。アキガミサマに気に入られた家は、代々裕福になるという。なおこの方法で行う際、次の日まで決して桶から右手を離してはいけない。もし離した場合・・・」この風習は、ある地域で祭のなかの儀式として、今もなお語り継がれている、という史実が嘘として残っています。-------------クリックで大きくなります。*********デイリー91位でした。ありがとうございます。涙から目が・・・。