「なに、今年はボクを撮るの？」
「うん。去年は二人で映ったから、ゼロツーだけの写真もほしいんだ」
「でもボクはダーリンと一緒がいいなぁ」
「ちゃんと2人でも撮ろうね。今回は俺のわがままだから…嫌なら別に」
「嫌ではないけどさ、じゃあさ！撮るならうんっと可愛く撮ってね？」
「勿論！このためにゴローやミツルたちに色々教えてもらったんだから」

「こうかな？」
「…ゼロツー」
「ん？」
「去年も思ったけれど…」
「なにさ？」
「今年もゼロツーは綺麗だなって」
「あはは、ありがと。ダーリン」
「女の子は毎日可愛くなるものなんだよってミク達は言ってたけど…本当みたいだ」
「ならダーリンも毎日可愛くなるね」
「え、俺は女じゃないからそうはならないと思うけど」
「ダーリンはかわいいからさ、イチゴ達なんて目じゃないくらいに」
「ゼ…ゼロツー！！あまりからかわないでくれ…ッ」
「あはは、ダーリン顔真っ赤！！」

「いいから！！…もうっ…じゃあ撮るよ！」
「はーい！」

「ダーリン」
「なに？」
「2020年、今年もよろしくね」
「こちらこそ、今年もよろしく。ゼロツー」

「2020って逆から読んだら0202だからなんだかボクに似てるね」
「ほんとだ、じゃあ今年は何か良い事があるかもしれないね」