■さくっとお月見山を抜けた二人です　■……あれからボク達は特に問題もなくお月見山を抜けた。「ホント静かだよね、ヌオ様どこいっちゃったのかなぁ」「と、噂をすれば、ほら、あそこに見えるよ？」「あ、ほんとだ＾＾　ヌオ様ー、どこいってたのー？」　草の茂みからヌオーがぽよんと顔を出している。帽子をかぶっているから、明らかにヤツだ。「ちょっと〜野暮用〜」「……なにしてたんだか」「元気そうで何よりだよー＾＾」「ところで〜提案〜」　表情を変えずにヌオーが言う。「提案？」「うん〜、ハナダジム〜いくのやめない〜？」「へ？？」　顔を見合わせるボクと彼女。「なんでだよ？　僕らの目標はジム巡りだぞ？　それをやめろ、って？」「勝てないから〜」「なんでだよ。ヌオーは知らないだろうけど、イイ特訓方法編み出したんだぞ。な、リーフちゃん」「うん、コウキ君と練習戦をいっぱいやるんだ＾＾　もちろん、どちらかが勝ってお金が減っちゃうんだけど、後で精算すればいいの。で、勝った方にはちゃんと経験値が入るから、お小遣いは増えないけどレベルだけはそれなりに上げることが出来るってこと＾＾　思いついたコウキ君、すごいよね〜」「……」　ヌオーの表情がなにやらやや暗くなったような気がした。「どした？ヌオー」「ハナダジムより先に手伝って欲しいことがあって〜」「後でもよくないか？」「でも〜ジムリーダーに頼んじゃったし〜」「……ナニを？」「コウキ君、ボコしてって〜」「マテ」「きっと大丈夫だよ！　あたしたちもうみんなレベル30越えちゃったもんね♪」「……じゃあ〜挑戦してみる〜？」「当然だろ？？」「変なヌオ様＾＾」　■次の話【pixiv #7468921 »】前の話【pixiv #7441610 »】表紙【pixiv #5527994 »】　■不穏な展開で申し訳ないッす＞＜　■[追記] π/……スラーーッシュ！！　プニ……プニ♪　永久機関……双方同じ程度の修練度でないとダメかもですが＞＜　珍しく……一応罪悪感があるようです