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Artist's commentary
あ、ああ。わかった。
不思議な魅力に溢れたアニメだった……
原作読みます
リクエスト:https://skeb.jp/@kome100go
他の絵垢もよろしくお願いします
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以下、特に読まなくていい後日談
『 クレイ「ベルの様子がおかしい」 』
流石にわかる。あの日のキスだ。
必要な手続きだと言っていた。どう必要だったのかはよくわかっていないが……。
いつも通りベルは説明しようとしてくれていたが、いつも通り私がフリーズし、いつも通り察したベルが説明を諦めた。いつも以上に早口で難しいことを言っていた気はする。
兎も角、必要なことをしただけのことだ。過激な接触ではあったかもしれない。しかし私の知るベルは、こういったことを早々に割り切る人間であるように思う。少しの時間を共に過ごして感じた、彼女の良い意味でのドライさを私は好ましく思っている。
ランガド曰く、ダンジョンの運営に僅かな滞りがあるらしい。僅かで済んでいるのは流石のマンパワーだと言える。というのも、最近のベルは呆けているかと思えば顔色を多様に変え、ドタバタと作業をして走り去る。そんな様子で私を視界に収めようものなら、一瞬で百面相を披露した後、余所余所しい挨拶を放り瞬間移動で消失する始末だ。
ランガド曰く、「何とかしてくれ。」
知覚された次の瞬間に消える相手に何ができるものか、と匙を投げたいところだが、これは同時に10階攻略を目指す私への課題にもなるのであった。
「このダンジョン、進行度に対する攻略難度の上がり方は適切なのか……?」
自身の到達点とベルを見比べる度に湧き上がる疑問は、運営者本人にぶつけることにしよう。