
Artist's commentary
MF4 Story 10
■ガルゥの様子がおかしい・・・いち早くその事に気付いたリオに言われて、俺もガルゥが妙に寂しがっている事に気が付いた。 原因を考えているとファームの様子を見に来たチェザーレさんが『 ガルゥにとってファンは父親、リオは母親・・・ガルゥも友達が欲しいのでは? 』と指摘してくれた。
■友達・・・身寄りの無い俺が、エリブススクールに在学していた頃。
学校生活を楽しくしてくれたのは確かに友達の存在が大きかった・・・。 友達が居なかったら、あの頃の楽しい思い出も今こうして明るくしていられる俺も無かったかもしれない。 そう考えた俺は、ガルゥにも確かに友達となるモンスターが必要だと感じた。 しかし、ファームのモンスターを増やすには、この空き地のファームも小屋も狭すぎる・・・
■チェザーレさんにファームの増改築を提案されたものの、ガジェットも買ってしまって正直お金に余裕が無い・・・。
その事をリオの口から聞いたチェザーレさんは、リオがこうして元気にファームをやっている姿を見れるのが嬉しいからと、自分負担で知り合いの大工にファームを増改築する話を進めてくれた。
俺はチェザーレさんがリオを想う親の愛に触れて、ジンワリと心が温かくなるのを感じた。
■大工さんは直ぐにやって来てくれた。 粋な口調と伝わってくる姐御オーラに違わず、
俺やリオとそんなに歳が変わらない筈の女の子なのに、大の大人達を仕切ってテキパキとファームの増改築をする様子は圧巻で、
それからたった1週間で俺のファームは倍近い大きさになったのだった。【次へ→pixiv #18317387 »】
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