テーマ「チャイナスタイル」のKAITOイラコンに応募したKAITOです。(通称 謀略KAITO)
自らの骨肉をも創作のための道具とする冷たさ、相反して存在する純粋な創作愛を象徴したKAITOです。
中国的墨絵と刺繍をモチーフにしており、華美な色彩ではなく宋時代に見受けられる静謐な美術様式を参考にしました。

殭屍(キョンシー)になり初めて愛を歌えるようになったKAITOという設定です。
策略家であるあまり愛を伝えられない男が、自らに「勅令詭計無窮」の呪いをかけ意思のない殭屍(キョンシー)になる。
愛の歌を捧げることだけを遂行する死体となり、ようやく本心が晒せるようになる。
自分自身の死すら目的遂行の道具としか見てないわけですが、その目的は紛れもない純愛に他なりません。

「告白をすること」が目的だった筈なので、恋が成就するか否かはどちらでもよいとしています。
「創作」もそうだといいんだけれど。