フリンチペアメデオクラスは一番艦フリンチペアメデオ、二番艦パレストロからなるイタリア海軍の装甲艦クラスです。船体は鉄骨木皮製で、帆走設備を備えたイタリア海軍最後の装甲艦クラスです。二隻は主に植民地警備に当たり、二隻とも戦闘を経験することなく一生を終えました。

絵はパレストロで、リッサで奮戦した艦の名を継いでいます。艦首と艦尾寄りの両舷に砲郭を持ち、艦首尾方向の射線を重視していることが分かります。

メインマストに信号旗を描きましたがデタラメですので詳しく見ないで下さい。カラフルな旗旒信号旗は絵にアクセントを与えてくれてとても良いのですが、解説書などの資料を見つけることができません。絵に物語を持たせることもできる旗旒信号。それが描けないのが、軍艦の絵を描く上で非常に残念な部分です。

外国艦船シリーズ
Acrylic painting 166×240mm