
Artist's commentary
夏―怪奇の季節。
「怪異の量が多すぎる!!✨️」
「こりゃいい画撮れてますよ!生のこの…摩訶不思議感覚が、いいじゃないですか」
◇登場人物
・「袮久田 井手佳杉」ねくた いでかすぎ
27歳。あだ名は「ネクデカ」。オカルト雑誌の記者。人を惹きつける文章を書く事から、彼の記事は雑誌の中でも人気が高い。
本人はオカルト好きは人並みだと言うが、その本質は恐怖、怪奇、不思議、神秘…そういった浪漫に心奪われたオカルトマニアの怪奇主義者。
ビビりでもあるが、恐怖心よりも好奇心が勝るタイプで、口では文句を言いながらも、怖いもの見たさで危険な場所にも入っていく。
記事のネタに行き詰まった時にノエルと出会い、その驚異の蒐集を手伝う事になる。
・「山坂 ノエル」やまさか のえる
23歳。怪奇の蒐集家。怪異譚やそれにまつわる怪奇に満ちた不思議な品々を集めている。狙ったモノは必ず手に入れたい主義。最終目標は自分の集めたコレクションで「驚異の部屋」を作る事。
実家は「吉實神社(よしみじんじゃ)」で、母親が神主を務めている。母親は強い霊能力者だが、ノエルはそれを受け継いでいない。
学生時代に偶然読んだオカルト雑誌に掲載されていた「袮久田 井手佳杉」の書いた記事を読んで、オカルトの世界へ惹き込まれた。
数年後、偶然雑誌の取材にやって来たというネクデカと出会い、彼を逃すまいと蒐集を手伝って貰うことにした。
・「肉体派王者 龍丸 」にくたいはおうじゃ りゅうまる
27歳。あだ名は「おじゃる」。超一流霊能力者の家系「肉体派王者家」で、120年くらいに一度生まれるという巨大な肉体と霊能力を兼ね備えた子供として生まれた。 その起源は「龍」に関係あるとされる。
生まれてこの方、大抵の問題を筋肉で解決してきたため、霊能力のほうは鍛えておらず、少し使える程度。
「伊地治区 浣町 失踪事件」の際に姉くりーふと共にノエル達に手を貸したのをきっかけに知り合った。ネクデカとは同い年な事もあってか気が合う。
・「肉体派王者 九里巫」にくたいはおうじゃ くりふ
29歳。あだ名は「くりーふ」。超一流霊能力者の家系「肉体派王者家」の歴史でも指折りの霊能力を持つと言われる。天然で抜けているところがあり、日常的には弟に助けられる事も多いが、誰か助ける際にはその霊能力が遺憾なく発揮される。
ノエルとは昔からの知り合いで、妹のように可愛いがっており、ノエルからも尊敬される存在。ノエルが助けを求めればすぐに駆けつけてくれる頼れるお姉ちゃん。